BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

岐阜の藪山、高尾山(931m)、魚金(イオガネ)山(921m)

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里山登山の用語に「藪山」というものがある。
意味は文字通り、藪の山で、登山路が整備されておらず、雑木、笹やススキ、イバラなど雑草の茂ったままの斜面を掻き分けて登る山のこと。
こんな藪山には残雪期に登るのが常識で、藪や倒木が雪の下で障害にならずに歩き安いし、見通しも良いので先のルートを決め易いというのが理由である。登れば見晴らしにも恵まれる場合が多い。



今回の高尾山と魚金山は、山頂が切り開かれていて見晴らしが良いわけでもなく、途中に長い林道歩きがあるし、特別に季節の良い花が沢山有る山でもない。
両方の山には三等三角点があるけれど、同行の山仲間は、三角点コレクターでもなく、登った山の数を稼ぐピークハンターでもない。
表題の写真は、高尾山から魚金山を見た写真で、2006年に私が単独で残雪期の魚金山を目指したのだけれど、なんとか高尾山までは行けたものの、その先の北側の斜面の雪が深すぎて歩けずに、魚金山を断念した時のもの。
そして翌年、今と同じ時期にBOGGY会のメンバーと再度リベンジを図ったものの、魚金の山頂手前で、圧倒的な酷い藪に行く手を阻まれ撃退された。

こんな藪山に、まだ藪に勢いがあって、一番登り難い時期に、どうして登るのか、不思議に思う人も多い筈。
その理由の一つとして、今頃は里山の端境期で、秋の花は終わり、紅葉にはまだ早くて、行きたい山の無い時期で、普段は見向きもしない山でも登ってみようか、という気分で登るのだとも言える。
しかしそれだけではなくて、先の分り難い薄い踏み後を、先達が木に取り付けた目印のテープなどを頼りに、自分でルートを探しながら藪を分けて登る、言わばゲーム感覚に近い面白さが有るからだ。
誰も迷う余地のない、はっきり分る登山道と案内看板のある山を登るのとは違って、地形の読みやルートの判断力、藪を分けて登る体力も要求され、一歩間違えば藪の中で迷子になる危険を背負うスリルを味わえる。
こうした山で、自分単独やリーダーの立場なら、地図とコンパスと高度計は必需品である。
山ナビ(GPS)があれば大変便利だけれど、バッテリー切れや故障のトラブルで無力になってしまう危険があるので、やはり地図とコンパスと高度計は予備の道具として必要になる。

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この魚金と高尾山は、登る高度差も歩く距離的にも藪山体験の入門クラスで、特に大きな危険のない山なので、2006年頃の、私の里山登山の初心者時代でも単独で挑戦が出来た山なのだ。
今回のメンバーは何時もの山仲間10人で、魚金で私が撃退されたルートと別のルートで登ったメンバーの案内で、私には三度目の挑戦になる。
「藪山もみんなで登れば怖くない・・・」こんな感じで10人もの団体になると、ワイワイ賑やかで、一人で藪山を登る時と比べて全く緊張感がない。
里の道の駅で待ち合わせ、舗装の林道を9キロほど登り、標高700メートルの乗越峠のピークに8時30分に到着。
広い駐車場の東屋の横から登り始めて、途中、何度か道探しで皆で偵察をしたりで賑やかに登り、50分弱で、最初のピーク高尾山の頂きに到着。
三角点も藪の中でなかなか見つからなかった。

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一休みをしてから一端高尾山の尾根を北に下り、林道に出る。
林道の真ん中に、比較的新しい熊の糞がデンと座っていた。
人里からかなり離れた山中なので、ここは動物の縄張りで、以前もここで日本カモシカの群れを見たことがある。
長い林道は最近、道草の刈り取りがされいていて、見たい野草が刈り取られてしまっていた。
この林道を一時間ほど歩いて魚金山に向かう。

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それでも刈り残されたアケボノソウに出会えて、今年まだ出会えなかった花なので嬉しかった。

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5枚の花びらのアケボノソウと、4枚の花びらのものが並んで咲いていた。

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これから魚金山までの、長い林道で出会った野草を紹介します。

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アキノキリンソウ


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テンニンソウ

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終わりかけのイブキトリカブト


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ナギナタコウジュ


一時間ほど林道を歩いて、魚金山の北側に回り込み、山頂近くの取り付きに到着。
林道にザックをデポして、身軽になって藪に入る。
こんな道の無い全くの藪に這い登って行くのだけれど、黒い服装などでこんな藪の中を這い回ったら、熊と間違えられてしまうかもしれない。

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藪に入って暫く進むと、数十メートルであっけなく三角点に到着した。
以前は南側の尾根から山頂を目指した時は、数百メートルの距離の藪漕ぎで、結局は撃退されたので、今回は本当にアッケナクという気がした。
切り開きのない三角点の前で記念写真を撮って、すぐに林道に下りる。

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これからまた高尾山に林道を歩いて戻る途中で、林道の広い場所でランチをすることになった。

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ランチと言うよりは、このクループの何時もの宴会で、銘々に持ち寄った料理や、この場で焼いたり、炒めたりの料理が次々と回されてくる。
最後には写真に写っている大きな鍋での鍋料理も出て来た。
(同行のお仲間の写真を拝借しました)

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私の持ち寄り料理は、山のお弁当の定番料理、「イタリアンチャーハン」で、今朝起き抜けに作って来たもの。
イタリアンチャーハンのレシピ

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結局、この宴会付き登山は、山を歩いて消費するカロリーよりも、ずっと多いカロリーをランチで摂ってしまうので、山歩きはダイエットには効果が無いのが辛い所。
林道の先に登り返す高尾山が見える。
手前の振り返って空を見ているオジサンは、空を舞う渡り蝶のアサギマダラを見ている。今まだこのあたりをウロウロしているのは、もう秋なのに気温が高いせいなのでしょう。

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行きに気が付かなかった岐阜市内の金華山が見えた。
望遠で撮っているせいで近くに見えるけれど、この山は市内からは直線で20キロの距離がある。
先週ランチ会をした長良川展望台のある百々ケ峰も見える。

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たっぷりの食事をした後での登り道は辛い。
何度かルートを確認しながら、再び高尾山の山頂に到着。
山頂の涼しい木陰で小休止。

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ここからは30分で下山して、長い林道を走って帰途につきました。
参加の皆様、藪山でも楽しい一日が過ごせて感謝します。
私も三度目でやっと登ることが出来ました。
「魚金山、なかなか難しい山、登頂出来て大満足です。」とか、「普段、個人的に登るのが無理な山で一緒に登ることが出来て良かったです。」と、藪山の感想を語ってくれた人もいました。
皆さんお疲れ様でした。

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