BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

飛騨の山菜採り


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日曜は私の山菜とイワナ釣りの師匠でもあるご夫婦と、二年ぶりに山菜採りに行くことになった。
午前3時に起きて、お弁当のイタリアン・チャーハンを作り、4時に師匠のお宅に行き、岐阜県大野郡白川村の御母衣湖(みぼろこ)にある林道に向けて出発した。
林道の目標は湖畔にあるこの荘川桜である。



しかし、湖畔の目的の林道に入るとすぐに、大きく林道が崩落していて、全く通行不能になっていた。
目的地はこの先10キロも奥で、ここからでは到底歩いては行けないので、残念ながらここは中止になった。
今日ははここと決めた場所が駄目となると、そう簡単に次の場所があるわけではなく、御母衣湖の先の、平瀬温泉近くの白山公園線に、始めて行ってみることにした。
始めての場所となると、どんな山菜があるのかないのか、行き当たりバッタリになる。
この公園線は通常冬季は閉鎖されていて、大きな鉄製のゲートが入り口をガードしていて通行止めになっている。
例年は6月から封鎖解除になるのだけれど、運良く、この公園の管理の人が仕事で入る支度をしていて、お願いして通して貰うことが出来た。
仕事が〇時に終わるので、それまでは出ていないと閉じ込められるよと注意された。
勿論何があっても自己責任となる。


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走り出してすぐに、なんとか入れそうな沢に出会った。
師匠は釣りをしながら、奥さんと私は山菜探しをするという分担で、とにかく入って様子をみることにした。
沢は広いのだけれど、両側の斜面が急峻で、崖になり、土砂崩れも頻繁に起きる荒れ谷のような感じがした。

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師匠の釣りも、水温が低すぎるか、魚がいないせいか、中型のイワナがこの滝の淵で釣れただけ。
この小滝の上に行くには、右手の斜面を這い上がり、滝の上に出てからまた川に戻る、これを釣りや渓流の用語では、「滝を巻く」という。

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左右の斜面を山菜を探して、谷を登るけれど、やはり荒れている谷で、草木が育つ余地がなく、貧弱なモミジガサが見つかったけれど、これではダメ。

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谷には、こうした雪渓がまだ残り、その上に落石が乗り、山菜も野草も咲く雰囲気の谷ではなく、一時間ちよっとで断念して下りることにした。

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公園線の車に戻り、暫く登ると、前方の視界が開けて、白く輝く白山が姿を現した。
ちよっと止めて!と、この光景をたっぷり味わう。
この道の終点には、岐阜県側のこの白山への登山道があり、平瀬登山道と呼ばれている。一昨年の秋に、この登山道を登り、途中の大倉山まで、素晴らしい紅葉の山を楽しんだ。その時はここからは雪の無い白山が見えていた。
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雪の白山は、北アルプスの山のような険しい雰囲気はなく、ふくよかな女性をイメージするような山に見える。
この白い白山をあちこちの山の上からもう何度となく見ているけれど、何時見ても神々しく輝き、見飽きることがない。
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幾つかの支線の林道に山菜を探して入ると、採りきれないほどのこごみに出会った。
私はこれまで、まともにこごみを採ったことはなったので、これは嬉しかった。
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林道をゆっくり走り、私と奥さんは、道の左右の斜面に目を凝らして山菜を捜す。
食べごろのウドがかなり見つかって、それに加えてタラノメも少し見つかる。
かなりの距離をこうして山菜探しのスピードで走り、やがて終点に到着。
見慣れた登山道の標識があった。
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一昨年はここから紅葉を見に登ったのだけれど、この先の大白川の公園は見たとがなかった。
時間に追われる登山では、そんな余裕が無かったせいで、今回はここでランチにするので、公園に下りた。
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樹木に囲まれた広場があり、公園の案内板があり、その先に木の間から、濃いエメラルド色の湖が見える。
こんな綺麗な景色の公園があるなど知らずにいたのだ。
写真を撮るのももどかしく、湖畔に出ようと小走りに坂を下った。
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左手に広場が続くので向かうと、木の間から、白水湖がようやく見えた。
一度行った冬の上高地を彷彿とさせる素晴らしい景色だった。
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湖と白山が見える広場に座って、ランチにした。
今日は山と違って、長い宴会は無しなので、作ってきた弁当である。
これは今朝出掛けに作った、定番のランチ、イタリアン・チャーハン。
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チャーハンだけではちょっと寂しいので、なにかおかずをと、豚のバラ肉とゴボウを炊いてみた。
圧力釜を使うと、あっと言う間なので、美味しさの割りには手間が掛からないので、楽な料理。
師匠ご夫婦は、これは始めてと喜んで食べて貰えた。
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日差しも心地よく、吹く風も清清しい湖畔の広場で、美しい風景に囲まれて、ゆっくりランチを楽しんだ。
白水湖は今は湖水が少ないけれど、これからはきっと白山からの豊富な雪解け水で満たされると思う。

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ランチの後、白水湖の周辺を散策してみることにした。
湖の右手には、非難小屋があり、湖岸には大白山露天風呂がある。
今は冬季休業中でお湯は無いけれど、良い景色の露天風呂はきっと気分が良いに違いない。
今度、ここに登山に来たら、是非帰りにここで一風呂はいいかもしれない。
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湖岸の林道を奥に歩いて行くと、ゴウゴウと音がする櫓があった。
ここで温泉を汲み上げているらしく、さっき見た露天風呂のお湯もここから持って来たのだと思う。
どうやら、平瀬温泉のお湯もここから送られている様子。
それにしても地底からの轟音は何か恐ろしく、地上のタンクに恐々触ると、かなり熱いお湯が出ていた。
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振り返ると、ランチをした場所が見える。
湖水のこの独特のコバルトブルーの色が白水湖の名物らしい。
これは水に硫黄が溶けているせいで、こんな美しい色になるらしい。

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一昨年、紅葉を見に、この白山登山道を登った時に、この白水湖の水の色が独特の色だったと思い出した。

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湖畔の林道を戻る途中で道脇の斜面に何か小さな動物の走る気配がする。
リスじゃない?と奥さん。しかし止まった所を良く見ると、どうやら、野ウサギの子供のようで、急な斜面で、滑り落ちて来てしまったらしく、登って帰ろうとするけれど、また枯葉と一緒に滑り落ちてしまうようで、疲れて休んでいたらしく、二枚も写真を撮ると、斜面を横伝いに逃げて行った。
登山をしていると、時々野ウザキも見かけるものの、素早く走るのでなかなか写真は撮れないけれど、今回はラッキー。
茶色のフサフサの毛が縫いぐるみのようで可愛いかった。

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白水湖にさよならをして、公園線のゲートが締められる前に林道を出て、帰途の高速に乗ったものの、途中でワラビが欲しいネと、折角乗った高速道路を途中で降りて、ひるがの高原に。
小一時間ほどで、ワラビをゲット。「美人の湯」で汗を流してから、渋滞もなく、快適に走って帰って来た。
さて、今日の成果は・・・
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これが私一人分に分けて貰ったウドです。

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そしてワラビとタラノメ2本とコゴミです。
これでも一人では食べきれない量です。
当然ながら晩御飯には山菜の天麩羅になり、沢山揚げ過ぎてしまったので、慌ててご近所さんにお裾分けしました。

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翌日のお昼は、昨晩残った天麩羅に、たつぷりの辛味大根おろしの冷たい山菜蕎麦に。
これは天麩羅ながら、サッパリの清清しいお蕎麦になります。

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夜はこの山菜をパスタにしてみようと試作してみると、これがなかなかの味になった。
この料理のヒントは、ウドもタラノメも、コシアブラやワラビでも、天麩羅にすると美味しいということ、これはつまり油との相性が良いということで、この山菜をオリーブイルで炒めても、きっと美味しい味が出ると考えたこと。
白ワインをしっかり入れて、味の奥行きをつけて、後は塩と胡椒だけ。
これで山菜の香り豊なパスタ料理になりました。
この新アイテムのパスタ料理、果たして最初に体験する人は誰でしょう。

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山菜を採りながら出会った野草達です。
山菜を探していると、何故か野草が目に入らなくなるみたいです。
もっとも、山菜と野草とはちよっと場所が違うようにも思います。
一部の名前には自信が無くて適当に付けたものもあります。
ベテランのみなさんよろしくです。

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スミレサイシン

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ニョイスミレ

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ヒメヘビイチゴ

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サワハコベ

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カキドオシ

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キクザキイチゲ

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チゴユリ

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エンレイソウ
(終)


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コメント


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kiki山おはようございます。
kikiさんのこともちろん覚えておりますよ。
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
またのお越しをお待ちしています。

BOGGY | URL | 2010-06-10(Thu)08:07 [編集]


おいしそうです

こんにちは~~
覚えていらっしゃいますか?
舟伏山でお会いしましたね。
おいしそうな山菜料理ですね。
パスタにも使ってみるといいですね、私もやってみよう・・・何事もチャレンジですか
豚ばら肉とごぼうもこってりして食欲でてきて困りそう・・・

kiki | URL | 2010-06-09(Wed)16:02 [編集]