BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

大白木山と春の花(2010-04-24)


100424-ojirogi05-iwauchiwa01.jpg


4月24日に大白木山(おじろぎやま 1,234.5m 岐阜県本巣市根尾)に登って来た。
この山は標高が12345と語呂が良くて覚え安い。
同じ岐阜の揖斐にやはり標高1234mの貝月山がある。
この山は本来の登山の山ではなく、山頂にダム管理用の通信施設の反射板があったので、そのメンテナンス用の登山道が作られていた。
一般の人がそのメンテ用の登山道を利用して登山をしていたのだけれど、今はその施設も使われなくなって、次第に登山道も手入れもされずに荒れて、いずれは藪山に還り、登れなくなるかもしれない。


この山は仲間は毎年登っているのだけれど、私は運悪く仕事の都合で一度も同行できないで、今回初めて登る山なので、どんな山か楽しみだった。
この山の春の花としては、イワウチワやキクザキイチゲ、山の木のタムシバなども期待していた。
6時30分に家を出て、仲間を拾い、8時過ぎに登山を始める。風も強くかなり寒さを感じるスタートだった。
登山口には里ではとうに終わっているショウジョウバカマがまだ咲いている。


100424-ojirogi00-shoujyou01.jpg


登り始めから、登山道が荒れていて、行く先もそう楽な山ではないなと思う。
最初に出会った花が、もうとうに終わっている筈のオウレンだった。
今年は雪が遅くまで降ったせいで、山の春の訪れは遅めのせいで、こんな花が見られた。

100424-ojirogi01-ouren02.jpg
オウレン2
100424-ojirogi02-ouren01.jpg

オウレンの後は暫く花の無い道が続き、一時間ほど登ると進行方向の右手に、大白木の反射板の山頂が見えた。
これからぐるりと尾根を回って、あそこまで行くには、あと90分はかかるなと考えた。

100424-ojirogi03-ojirogi01.jpg

暫く登ると、木の間から能郷白山の雄大な姿が見えるようになった。
能郷白山(のうごうはくさん1,617m)は、岐阜県と福井県にまたがり、両白山地に属し、太平洋と日本海の分水嶺になっている。
かの深田久弥氏が日本百名山の候補としていた奥美濃の盟主でもある。
結果的には福井県の荒島岳(1,523m)に軍配が上がってしまった。

100424-ojirogi04-nougou01.jpg

しかし、もし能郷白山が日本百名山に選ばれていたら、百名山を踏破しようとする百名山ファンには、最もアクセスに苦労をする山になっていたかもしれない。
それほどに人里から遠い山で、岐阜県側の元の登山口は林道の崩壊で車が入れず、登山口まで長い林道を延々と歩くことになり、そこから登るのは難しい。
今は登山口になる県境の温見峠まで長い林道をドライブして行く。
一昨年、この能郷白山に登ったけれど、6月でも雪が残っていた。
この大白木山は、その温見峠に行く林道の途中に登山口がある。

次に出会った花はイワウチワで、先週登った舟伏山には無い、今年初めて見る花なので期待していた。
登山道沿いに群落が点々とあって、目を和ませてくれる。

100424-ojirogi06-iwauchiwa03.jpg

薄いピンクが多いけれど、中に白に近いイワウチワも見られた。

100424-ojirogi06-iwauchiwa02.jpg


一端登ったピークから降ると、標高の高さもあってカタクリがこれから咲くところで、一輪だけ咲いていた。
ここはカタクリの花の色が、里のカタクリより、少し濃いように思う。

100424-ojirogi07-katakuri01.jpg

ここから山頂目指して、急傾斜を登ることになる。
大きな雪渓が残り、登山道を消してしまっているので、慎重にルートを探索しながら登ることになった。
温度が上がっていて、滑る危険はないけれど、一端これでも凍ってしまうと怖い場所になる。

100424-ojirogi08-sekkei01.jpg

こうして幾つかの雪渓を越えたり、倒木に邪魔されたりして、進むのに時間がかった。

100424-ojrogi14-sekkei02.jpg

およそ2時間半を越えて、ようやく山頂に立った。
展望は良くて、目の前にまだ雪の残る能郷白山が迫って見えた。

100424-ojirogi09-nougouhakusan01.jpg

左には以前登った岐阜県と福井県の県境の、雄大でかつ野草の宝庫でもある白山が見える。

100424-ojirogi10-hakusan01.jpg

さて、これから我々山仲間の恒例の山頂の宴会が始まる。
メンバーが持ち寄る色々の料理で賑わい、ドライバーさん以外のメンバーのお酒も進む。

100424-ojrogi11-enkai01.jpg

この山は私には少しハードな山なので、ガスや鍋の持参でザックを重くして登るのは辛いので、私の今日の山頂料理は無しとなって、筍と椎茸とアサリの炊き合わせご飯を、朝一で作って持って来た。

100424-ojirogi12-enkai01.jpg

風の当たらない場所は日当たりがよく、温かで、時間を忘れて寛いだ。
下山の時間になって、今年アイデアで作った、ストックにカメラを取り付けて、地面にストックを刺して使う一脚を利用して集合写真を撮る。
これだと、一人写真も撮れるし、他のパーティの人に「お願いします」と撮影を頼む必要もない。
宴会の写真もこれで撮影したもの。

100424-camera.jpg

帰り道では、ようやく、一輪のキクザキイチゲが開いて咲いていた。

100424-ojrogi13-kikuzaki01.jpg

行きに閉じていたヤマカタバミも開いていた。
この山のカタバミは花びらが細くて、少し変わっている。
タムシバの白い花を期待していたけれど、雪が多かったせいで、春一番のマンサクがこれから咲くという所なので、タムシバはまだまだ先のようだ。

100424-ojrogi13-miyamakata01.jpg

下山途中、休憩地点で休んでいると、最後の仲間の一人がなかなか来ない。
遅れ方が10分を越えてしまい、尋常ではないので何かあったかと心配になる。
仲間が二人、来た道を戻って様子を見に行くことになった。
やがて暫くして、三人で戻って来たので安心したけれど、事情を聞くとこんな状況だった。
平らで広い鞍部の場所で、キクザキイチゲの花を、登山道を外れて探している内に道を見失い、戻る道を探して藪の中を彷徨することになってしまったらしい。
探しに戻った仲間が、声で方向を誘導して無事に戻ることが出来たという。
登山道が整備されていなくて、踏み後程度の登山道は、一端これを外すと、道を見失う怖さがある。
細い尾根の上の道ならこれを外すことはあまり無いけれど、平らで広い鞍部の場所ではこうしたことが起こり易い。
雪渓で登山道が消えるとか、こうした藪山に近い薄い踏み跡の登山道は、広い整備された登山道の山とは違う注意が必要と再認識させられた。
ちょっとしたハプニングはあったけれど、とにかく全員無事下山して、大白木山の一日は終わる。
また一つ登った山が増えた。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

忘れっぽい天使さん、いらっしゃいませ。
遠方の山の写真って、見た目よりもコントラストが無く、ぼやけて写るのです。
それでも感じ取って貰えると嬉しいですよ。
またのお出でをお待ちします。

BOGGY | URL | 2010-04-28(Wed)18:00 [編集]


残雪の白山綺麗ですね。

登らなければ分からない美しさだと思います。
でも、可憐な花に誘われて登った山の
美味しい空気が伝わります(*^^)v

忘れっぽい天使 | URL | 2010-04-28(Wed)17:16 [編集]