BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

初めてのギフチョウ

20070829124212.jpg


 岐阜に仕事で来るようになって随分も前のことだけれど、岐阜の名の付く蝶がいることを知った。
この蝶は日本固有の蝶で、岐阜で発見されたのでギフチョウという名前になったとか、この程度のことを知っただけでいた。


以後、岐阜に暮らすようになって、写真の趣味が復活して、景色や花を追ってあちこち駆け巡り始めたが、このギフチョウには出会うことはなかった。
ごく最近では登山をするようになって、ギフチョウをドコソコで見た、などの話題を山の仲間から聞くようになって、いよいよぜひこの目で見て写真に・・と考えるようになったけれど、これだけ山を歩いているにのになぜかまだ出会うことは無かったのだ。
今年こそはギチョウを見ようと、春早くからギフチョウの情報を集めて、シーズンになるのを手ぐすねを引いて待った。
ようやく、ギフチョウに出会える幾つかのポイントの一つで、ギフチョウを見たという情報が入ったので、いよいよ出動することにした。

 岐阜市内から車で20分ほど走り、岐阜市の畜産センターに隣接する公園の遊歩道から、目的の峠を目指した。峠までは20分ほど、標高はおよそ200メートル程度なので、登山で使う体力からすればこれは散歩程度なのでとても楽な場所と言える。
ポイントは峠道の頂上で、ツツジの咲く場所に蜜を吸いに来るらしい。
チョウには一定の行動パターンがあって、縄張りのような地域を巡回して飛んでいる様子なので、峠に着いて花の傍にカメラをセットしたら、静かに動かないようにしてじっと蝶を待つようにと、教えられた。
峠に到着して、カメラをセットして30分。、持参のコーヒーなどを飲みながら待っていると、来たっ!!!
山道ずたいにヒラヒラと黒と黄色の模様のちょっと小さめのチョウが飛んできた。
しかしそのまま私の前を通り過ぎて、目の前のミツバツツジの花も無視して飛んで行ってしまった。
あれはギフチョウに違いない、確かに見たゾと、期待が膨らんだ。よしこのまま我慢して待つのだと自分に言い聞かせて待ち続けた。
飛び去った方向を見ていると、来た! 来た! 今度はミツバツツジの花の周りをヒラヒラと飛んで、止まるかと思いきや、また飛び去ってしまう。
なかなか、神経質で落ち着かないチョウのようで、写真に撮るのは結構難しいらしい。
今度はなぜかすぐに戻って来て、ミツバツツジの花に直行して止まった。
しかしこっちからは見えない裏側だ。イジワルなヤツだ。
それでも花から花に移動して、だんだん見える側に来てくれたが、とてもせわしなく花から花に移るので、シャッターを押しても、外して空写しになってしまうし、捕まえたと思ってもピントが合っていない。
そうこうしている間にまた飛び去ってしまった。

 チョウの止まる花に近寄れたのはやっと2メートルまで、これでは大きなカメラで三脚などにセットしてしまうと、とても動きづらく難しいので、何時も山で使っている小さいデジカメで、機動的に撮ってみることにした。
この山用のデジカメは、小さいけれどナマイキに光学7倍ズームで、手ぶれ防止付きだし、ピンポイントの焦点合わせを選び、画面に出る十印に撮りたい対象を合わせれば、自動でキッチリ焦点合わせをしてくれるので、スピーディな乱暴な撮り方をしてもけっこう撮れるカメラなのだ。
作戦を変更して、ミツバツツジの花の傍に、予め1メートルほど近くに立って、カメラを前に構えて、じっと動かずに待った。
やがてまた飛んできたチョウは、私の後ろから回り込んでミツバツツジの花に止まった。今度は私の正面、手の届く場所で、これこそラッキーチャンス。
即座に撮影を開始して、三回ほどシャッターを切ったら、すぐに飛び去ってしまったが、やっとどうにか写真は撮れた。やった!これで一安心。

どうにか撮れたので気持ちも楽になってまたチョウを待っていると、峠道に声がして4人のご婦人のグループがカメラを手にして現れた。やはりギフチョウ狙いの様子で、挨拶もそこそこに、今日はギフチョウは居ますか?と、声をかけて来た。
はい、何度か現れましたよと返事をして、こんなに人が集まってしまうと、チョウの方が警戒してしまうかもと思い、ご婦人方に場所を譲り、ギフチョウとの初対面の感激を胸に、今日はこれまで・・と、引き上げることにした。
撮った写真がどんなふうか・・早く見たい思いで、林道を下る足がちょっと速くなった。
                              (終)

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する