BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

荒神山と山崎山そして彦根城(9月BOGGY会)

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彦根城の天守閣から荒神山を見る


9月のBOGGY会は、8月に続き、滋賀県への越境登山?になりました。
もう岐阜市から一時間前後の岐阜県の低山はほとんど登ってしまって、行く山が無くなってしまった結果なのです。
今回は彦根市の琵琶湖湖畔の荒神山(284m)と隣接する山崎山(200m)を登って、午後からは彦根城を見学する計画になりました。


第一部  荒神山と山崎山

 午前8時に何時もの集合場所に着くと、もう皆さん到着していた。
私の革工芸の新しい作品のトートバッグをブログに公開したしばかりで、私の妹が羨ましいと、ひとしきり話をしてから、2台の車で出発する。
今回は珍しく名神高速道路を走って彦根インターまで行く。
彦根インターを降りてから、荒神山の登山口までの地図も用意して、後続車のドライバーさんにも渡す。
朝の高速道路を順調に走り、彦根インターを降りて、二度曲がれば登山口ということで、最初の交差点を左に曲がった。この次は野口町の交差点を右に曲がれば登山口。
地図を用意するまでもなかった簡単な道の筈が、行けども野口町の交差点が現れない。
潜る筈のない名神高速のガードが現れ、多賀の方向に走っていたようだ。
高速を降りて、国道8号線を左に曲がる筈が、降りてすぐの国道306号線があることを見落として、ここを曲がる間違いをしたようだ。
折角地図まで作ったのに、それを確認しないで、うろ覚えのままに曲がったのが間違いだった。
車が交差しずらい細い道を迷走したり、登山口を行き過ぎたりして、20分ほど時間をロスして、ようやく千手寺参道の登山口に到着した。
皆さんゴメンなさーい!!!
準備は万端だったのだけれど、臥龍点睛を欠く結果になってしまった。
"BOGGYさんらしくない"と言われそうだけれど、実は普段でも結構チョンボをするのですよ。(笑)

9時半、参道の日陰に車を停めて登準備を始めます。
登山の筋力トレーニングをしているAさんの、ザックのおもりの2リットルの水ボトルの代わりにランチの食材を持って登ってもらうことにして、私はその分ザックが軽くなって楽ちんになりました。

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林の中の不揃いな石を並べた階段を登ります。
山を歩くのは前月のサラシナショウマに会って以来なので、運動不足がたたってとても足が重く感じます。
9時45分に、千手寺に到着しました。

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人気のない静かなお寺でした。

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寺の右脇にコース案内があってここから登りを続けます。

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途中でホツヅジの花に出会いました。
この山には野草はなさそうと諦めていたので、一つでも出会えると嬉しいのです。

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10時15分に荒神山の三等三角点のあるピークに到着です。

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今日の山はここからの琵琶湖の展望が期待で、360度の展望とは行かないものの、先に多景島を望む琵琶湖がきれいでした。
夏のような湿度で霞んでいて遠くが見にくいのが少し残念でした。

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東には彦根の市街が見え、湖北の山も霞んで見えました。

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メンバーのAさんが、久しぶりにお茶道具を持って登って、抹茶を点ててくれました。
涼しい風の通る東屋でのお茶もいいですね。ご馳走様でした。

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琵琶湖をバックに記念写真を撮りました。

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最後にもう一度琵琶湖を見納めて次の荒神山神社を目指します。

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木漏れ日の林の道を歩きます。
このあたりには、荒神山古墳がある筈でしたが、案内が見当たりませんでした。

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10時50分に荒神山神社に到着です。
ここは林道を走って車でも参拝できるので、大きな駐車場もあります。
今日は平日なので、人もチラホラでした。

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荒神山の故事来歴に興味のある方はこれでどうぞ。

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牛の鼻を撫でるとご利益があるのか、黒光りをする鼻でした。

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神社正面の急な道を下り、一度林道を横切り、案内板の登山道を下ります。

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11時30分 荒神山から下山して、日陰のない日差しの強い道を山崎山へ。
登ってきた荒神山の全景です。

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山頂までは10分位、ひと頑張りです。
途中にきれいに咲いているヤマハギに出会いました。

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12時丁度に、山城山の城跡の山頂に到着しました。
誰が何時この城を作ったのは明確な資料がなく分からないらしいのですが、永禄11年(1568)から始まった織田信長の近江侵攻に伴い、信長に従った山崎氏が、信長の命により築いたと考えられているようです。
今は平らな、何もない山頂です。

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期待していた東屋もなかったので、小さな木陰の道の上でランチにします。

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最初にメンバーさんの合作のサラダや色々のパンも並びました。
私に配られたサラダです。

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私は先週、イタリアの乾燥ポルチーニのパスタを作ったので、今日は乾燥ポルチーニのリゾットです。

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しかしこの真夏のような気温で、大汗をかいて登ってきて、舌が火傷しそうなアツアツのリゾットなど、食べたいと思わないですよね。

実はこんな場合もあるかと、仕込みに工夫をして、オリーブオイルで炒めた米を硬めに炊き、冷蔵しないで冷ましたご飯を持って来たのです。
冷蔵したご飯は一度温めないと不味くて食べられないけれど、自然に冷えたおにぎりのご飯は美味しいのと同じです。
そしてスープはスープ、ポルチーニの具は具と分けてパックして来ました。
まず、炊いてパラパラのご飯を皿に分け、ポルチーニの具を載せます。
赤いのはパプリカです。

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これに、クリーム風味のリゾットのソースをかけて出来上がり。
私も始めての冷製のリゾットです。

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思いつきのわりには夏向きの山のランチとしてはかなりの好感度で、みなさん美味しいと完食してくれました。
このご飯は温かいスープで煮込むと、倍位に量が増える筈なので、冷製リゾットのご飯は皆さんの胃の中で膨張します。
満腹感が持続して、山向きかもしれませんね。
来年からの夏の山で、この冷製リゾットは定番メニューになるかもしれませんね。

12時30分に荒神山をバックに記念写真を撮って下山の開始です。

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山を降りて日陰のない堤防の道を神社の駐車場まで戻ります。

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途中で草原にはびこっているクズの花が・・色がグラデーションで面白い花です。

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1時10分にようやく神社の駐車場に帰着しました。
車を停めた脇の草原にヤブランが咲いていました。
私はヤブランは初めて出会ったので、こんな所で初めて出会う花があったなんて、結構嬉しかったのです。

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ランなのにランらしくない普通の花に近いのですね。
スズラン科なのでそうなるのでしょうか。

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第二部 彦根城見学

荒神山と山崎山の二つを登って、午後は近くの彦根城の見学です。
私はまだ彦根城を見ていなかったので、今回の計画に折り込みました。

湖岸道路の秋風を感じる、気持ちのよいドライブをして、1時40分に彦根城に到着。
城への表門の橋を渡ります。

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博物館で人気の"ひこにゃん"に会えると入館するけれど、行列で待つことになっていたので、あきらめて城に。
お土産売り場には沢山のひこにゃんが・・・・。
実をいうと私はひこにゃんの事全く知りませんでした。
帰ってから調べてみると、ひこにゃんはいわゆる「ゆるキャラ」ブームの先駆けで、ひこにゃんの2007年の関連グッズの売上総額が17億円、2008年でも10億円だったとか。
これを聞いた他の地方自治体も夢中で「ゆるキャラ」の街づくりに走ったのですね。
現在、日本のゆるきゃらは千を越しているそうで、岐阜県にも、なんと二桁の数ほどもあるようです。

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最初に表門参道の階段を登ります。
二つ山を登って、また長い階段の登りです。

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階段の脇に初めて見る花があって、葉はミョウガに似ています。
帰って調べるとヤブミョウガでした。これも私には初めて見るものでした。

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階段を登って左に曲がると、廊下橋の下を潜ります。
この城が敵に攻められた時にはこの橋を落として、本丸への道を絶つのだそうです。

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この参道は、回廊のようにぐるりと回って、鐘の丸に出ます。

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鐘の丸から、さっき下を潜った天秤櫓への廊下橋を渡ります。

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この天秤櫓の左右の石垣は、その組み方が違います。
石垣の右側は野面積み(のづらづみ)といって、自然のままの石を積む方法で古い方式で、手や足をかけやすく、敵が壁を登りやすいのだとか。

石垣の左側は 打込み接ぎ(うちこみはぎ)といって、石の形を整えて積む方式で戦国時代からの積み方で、これは手も足もかけにくいですね。
この石垣がどうして左右ちぐはぐなのか、その理由は分かりません。 

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橋を渡って太鼓門櫓への坂を登ります。

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この太鼓門が本丸への最後の関門です。
すごく太い柱の門で、簡単には壊せない頑丈な門ですね。

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門を潜ると本丸の広場にでます。
琵琶湖を背にした三階建の本丸、彦根城です。

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本丸への入り口から、米原市方面の展望です。

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ここは二階の部屋です。
幾つかに部屋が仕切られています。

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廊下にはこの城の主、近江彦根藩の第15代藩主、井伊 直弼(いい なおすけ)の木彫がありました。
学校の歴史の教科で習う、桜田門外の変で暗殺されたので有名ですね。

司馬遼太郎は小説「花神」で、"攘夷派を弾圧したが開明論者でもなく西洋嫌いであった"と、確たる思想を持っていないと直弼を酷評しています。
確かに井伊直弼は攘夷派と開国派のいずれかに、一貫した姿勢を見せなかったと言われています。
しかし今風に云えば、ノンポリの人かもしれないけれど、彦根藩の第15代藩主として、一国を預かる身では、"機を見て敏"の生き方で、自分だけではなく、国や藩の保身を図るのも生き方の一つであろうと思うのです。
私はこれも人の上に立つ人の資質の一つと思うのだけれど、司馬遼太郎は自分個人だけでなく、他人の安全や幸福を守る役目、自治体の長とか、会社の社長などを経験してみれば、思想や哲学の理想の一本道を突き進むだけが組織を預かる指導者の生き方ではないと知ったかもしれないですよね。

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話を彦根城に戻して、天守閣への階段はとても急で、階段というより、ハシゴに近いものでした。
最後の最後、敵が天守閣まで攻め入ったとき、この急な階段ならば、長い槍一本で、登って来る敵を突き落とすことも可能かもしれませんね。

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降りる時は、これがもっと急に感じて、山の岩場の階段より怖い場所がお城にありました。

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お城内部の見学を終えて、裏になる西の丸に出ます。
私はここからの彦根城が、本丸からの彦根城よりも好きなアングルでした。

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西の丸から黒門橋に下る道の脇で、またヤブランを見つけました。
初めて見る野草が一日に二箇所でみられたのもラッキーでした。

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2時20分に彦根城の黒門橋に下って、彦根城の見学も終わりです。

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ここからは、楽々園と玄宮園を巡って、駐車場に戻ります。
楽々園は、彦根藩4代藩主井伊直興により建立された彦根藩の下屋敷で、欅御殿(けやきごてん)と呼ばれていたそうです。

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これも云わば昔の住宅建築の一つで、この時代に日本独自の建築様式が確立されていたことを実感します。
桂離宮の建築美を絶賛したブルーノ・タウトでなくても、この建物の佇まいをみれば、見惚れてしまうほどの建築デザインの完成度の高さを感じます。

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玄宮園に周ります。
日本の大名庭園として、江戸時代に各藩の大名が江戸や地元で、競って築造した庭園したもので、私はまだ茨城県水戸市(水戸藩)の 偕楽園、東京都文京区(水戸徳川家上屋敷)の小石川後楽園、石川県金沢市(加賀藩)の兼六園しか見たことがありません。
うかつでしたが、彦根に玄宮園という代表的な大名庭園があるということを知りませんでした。
玄宮園は近江八景を模して作られたとか、肝心の近江八景が何か知らないので、この庭園の鑑賞にはガイドさんが必要ですね。

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一回りして写真を撮りました。

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写真を整理していて、発見したのは、空の雲です。
池に写った空には雲があるのに、肝心の空にはハレーションのせいか雲が写っていません。
湖面がフィルターの役を果たして、雲を見せてくれたのです。
デシカメもこの位のフィルター効果のあるレンズを開発して欲しいですね。

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逆さの彦根城です。

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ここの茶室でお茶を楽しむことが出来るそうです。勿論有料です。

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彦根城の思わぬおまけでしたが、玄宮園を見られたのはラッキーでした。

城の外堀を渡って、キャッスルロードに向かいます。
建物の屋根の傾斜を合わせた、和風建築の商店街です。食べ物屋さんが多いようです。
疲れのせいか、キャッスルロードの写真を一枚も撮っていませんでした。
ちょっと通りを往復して、一休みをするお店を探しました。
コーヒーか氷か、本町のたねやの店に行こうかと、向かいかけましたが、近い所にしようと、キャッスルロードの近くの文福喫茶に入りました。

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このお店は、客席から裏の小さな庭園が見られます。

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私は、抹茶アイスの小豆抜きを頼みました。
抹茶の味は今日は二度目ですが、冷たくておいしかったです。
お向かいのDさんはイチゴアイスで、イチゴのツブツブの感触が美味しかったそうです。

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隣の席の他の方々はお腹一杯といいながら、アイスの他にお餅なども召し上がっていたようです。
お箸の印刷でここがたねやの系列のお店とわかりました。本町まで行かなくてもよかったのですね。

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これで今日の予定は全て終了です。
時間は3時半を回っていました。
私の携帯の万歩計は1万6千歩を超えていました。
暑い中をこれだけ歩いたのは凄いですよね。
山2つと彦根城と玄宮園、欲張りましたが、充実して楽しめた一日でした。
お付き合い頂いた皆さんありがとう&お疲れ様。
このリポートをここまで読んで頂いた皆様にもお礼を申し上げます。

また来月のBOGGY会は何処にしようか、ランチのメニューは何にするか、プランを練るのも楽しみです。

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荒神山と山崎山の歩いたルート図



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コメント


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ジオンさん今晩は。
先日はお疲れ様でした。
暑い一日でしたが、結構中身の濃い一日でしたね。
来月の計画検討中です。
ではまたよろしくね。

BOGGY | URL | 2012-09-20(Thu)19:53 [編集]


あちがとうございました

先日は、楽しい企画をありがとうございました。

暑い中でしたが、見所も展望もあってよかったですし、
リゾットも工夫されて、温めなくても、良いように工夫されていたのですね
さすが、Boggyさんです。
おいしかったです。

来月は参加できるかどうか、、未定ですが
企画の方をよろしくお願いします。

ジオン | URL | 2012-09-20(Thu)16:12 [編集]


ケーキさんおはよう。
お疲れ様でした。
今回位歩ければ、500メートルの山でも大丈夫ですよ。
来月はそれに挑戦してみて下さい。
美味しいもので釣ればがんばれるでしょうね。(笑)

BOGGY | URL | 2012-09-19(Wed)08:06 [編集]


ひなのさんおはよう。
毎回ひなのさんにはみせびらかすだけですみませんね。
来年の夏はキャンプ場で落ち合えればいいなと思っています。
マジでそう思っているので、なんとか実現できるといいのですが、いかがでしょう。

BOGGY | URL | 2012-09-19(Wed)08:02 [編集]


冷製リゾットもとてもおいしかったです。

来月のボギー会、楽しみにしております。

わたくしのレベルにあわせ 初心者コースが希望です。

月1回のボギー会しか山にいかないので、、、

ケーキ | URL | 2012-09-18(Tue)19:37 [編集]


工夫した冷製リゾットおいしそうですね~
BOGGYさんはなんでもこなす天才です☆
ひこにゃんもかわいいー
毎回楽しそうなBOGGY会ですねー

ひなのきんちゃく | URL | 2012-09-18(Tue)10:58 [編集]