BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

幻のレンゲショウマに会えました!!!

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 8月23日のナツエビネに続き、一日置いて25日には私にとって幻のレンゲショウマに会いに行くことになった。
キンポウゲ科レンゲショウマは12の都道府県で絶滅危惧種に指定されていて、岐阜県レッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
それだけになかなか見られない花の一つで、私にとっては幻の花だった。
ちなみに23日のナツエビネは岐阜県では準絶滅危惧にリストされている。



8月初めから、革工芸に夢中になって、恒例のキャンプにも行かず、家にこもっていたので、山と野草の禁断症状になっていて、その反動か、1日置きに2日連続で野草観察に出かけることになった。
今回は私の野草の師匠と崇めるOちゃんのお誘いで、レンゲショウマに会えるので、出かける前から少し興奮気味だった。
一昨年はOちゃんとその友人のNさんと3人で、野草観察に行った。
お昼になったので、静かな林間の東屋で、Oちゃん待望のパエリャを作ることにしていた。
保存バッグにガスや食材など一式持ってきた筈だったが、肝心の鍋の姿がない。
山の中では鍋を買いに行くこともままならず、仕込みの済んだパエリャの材料を目の前にして、3人で二つのおにぎりを分け合ったという大失敗をした。
とてもOちゃんをガッカリさせてしまったので、以来、山に出かける時には食材や道具の確認を何度も繰り返すトラウマ?になってしまった。
今回はレンゲショウマに会えると興奮気味なので、より慎重にランチの忘れ物が無いか何度も確認して出発した。

待ち合わせ場所に行く途中の道の駅で、買得の値段の梨があったので、これをデザートにと仕入れた。
今回も貴重な野草なので、行く先は詳しく書けないのでご容赦願います。

美濃インター近くで落ち合うと、Oちゃんのクルマには、一昨年ランチを食べそこねたNさんと、初対面の女性の3人が乗っていた。
合計4人で出発し、美濃インターから大和インターに向かう。
行く道で初対面のYさんという女性の紹介があって、これまで世界中の有名トレッキング・コースを渡り歩いた経歴の持ち主で、年齢は私より少し下で、Oちゃんと知り合ってからは、野草観察と野草の写真に転向したそうな。凄い人がいるものです。

大和インターを降りて途中でトイレ休憩をして、一路レンゲショウマの山に向かう。
途中細い林道を延々と走り、不運にも対向車に出会ったら、いずれかの車が長い距離のバックをしなければならない、私にはとてもハラハラして到底通れそうもない道を走る。
やがて目の前が開けて、峠の頂点に至ったことが分かる。
ここから少し先の道を下り、適当な場所にクルマを置いて、山に入り、峠の上まで登って、車の所まで林道を下るという。

下る林道の脇には念願のレンゲショウマが・・・・それてもOちゃんは車のスピードを落とさずに道を下る。きっと何か演出を考えているにと違いない。
駐車地点で山に登支度をする。今回は、料理を持って登るわけではないので、水だけを持つ軽装で、今回は作りたての革のショルダーバッグが始めてのお勤めになった。
サブのデジカメも自作のケースに入れて準備完了。
手製の革のバッグやケースを身に着けて、上機嫌の顔を記念に撮って貰った。

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暫くは造成途中の林道を登る。
道の脇にはヌスビトバギやバライチゴなどチラホラと野草が見えるけれど、私はレンゲショウマのことで頭が一杯、師匠のOちゃんは出会った野草は一つ残らずキチンと記録するのに、私は興味のない野草には目も向けない好き嫌いをする。
野草に向かうOちゃんと私の姿勢の違いが歴然で、一流と三流の野草愛好家の差はこれだと思う。
暫く登ると、ついにレンゲショウマの姿が現れた。私には感動的な初対面だ。
林道の法面に林を後ろに、陽の光を背に受けて透き通るような薄いピンク色の清楚な花だった。
恥じらうようにうつむき加減の花と、周りには丸い蕾。

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この初対面で私はすっかりこの花が好きになってしまったようだ。
林道の途中のレンゲショウマを車を停めて見せてくれなかったのは、ここのこのレンゲショウマを私に見せたいというOちゃんの計らいだったに違いない。
私の周囲の野草愛好家達が、レンゲショウマの話題になると、この花に敬意を持っているように感じたのは、この花の持つ品格のせいだったのかと理解した。
これまで私の好きな花は最初は霧ヶ峰のヤナギラン、そしてナツエビネ、そしてこのレンゲショウマが新規参入することになりそうだ。
ここから山の中に入って登るという。
陽の射す林道から森の中に入ると、少し薄暗い。
やがて目が慣れると、急斜面のあちこちに白い小さなレンゲショウマの気配があって、凄い、レンゲショウマの群落だ。

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斜面には目移りするほどアチコチに咲いている。

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急斜面に立って激写をする私

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写真を撮っていて気がついた。90ミリのマクロレンズを装着して来た筈が、ピントの甘い28ミリ~300ミリのズームレンズが付いていた。
料理の道具の点検は何度もしたのに、カメラの点検はしていなったのだ。
ここまで来てはもうこれで撮るしかない。

ここからはレンゲショウマのアルバムです。

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急斜面での不安定な撮影だったけれど、心ゆく迄レンゲショウマを堪能させて貰いました。師匠に感謝!感謝!
そして森の中には、もう一つモミジガサの群落もあった。
モミジガサは登山を始める遥か前から、山菜採りをしていたので、この名前は知っていたけれど、こんな花が咲くとは知らなかった。

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花としては魅力的とは言えないけれど、これは山菜としては上等の部類に入るもので、私の大好きな山菜の一つだ。
雪解けしたばかりの沢の腐葉土の斜面に芽生えると、これがモミジの葉の形の傘のように見える。

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良い香りでクセのない、シャキシャキした食感がある。
お浸しでも天ぷらでも美味しい山菜で、岐阜の里ではこれをトウキチロウ(藤吉郎)と呼んでいた。
ワケを聞くと、この山菜は木の下(林)に生えるからだそうで、昔の里人のうまい冗談だ。
これだけのモミジガサ群落なら、春にはこの山では沢山採れると思ったけれど、この地域は山菜採取の禁止地区だった。残念。

森を登り詰めると、車で来た林道の峠に出た。
ここからは林道脇のレンゲショウマや他の野草を探索しながら車の所まで下って行く。
師匠のOちゃんが、こまめに野草の名前を教えてくれるのだけれど、すぐ忘れてしまうので、帰って、今日見た野草の名前のリストを作って送ってと、手抜きで人頼みの悪い性格です。(笑)

林道で見かけた花達です。

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アキチョウジ


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フシグロセンノウ


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ゲンノショウコ(赤白)


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キンミズヒキ


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クルマバナ


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ミズヒキ


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オトコエシ


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ソバナ


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トウバナ


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タマアジサイ


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ツリフネソウ


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ヤブマオ


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ヤマジノホトトギス


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春に咲く筈のヤマブキ


車に戻って、長い林道を下り、人里の公園の東屋でランチです。
一昨年、このランチを食べそこねたNさんと、美味しいランチが出ると聞いて楽しみにしていたとうYさん。
今日のメニューはパエリャのパスタバージョンのフィデウア(Fideua)で、コメの代わりにスパゲッテイを短く折ったものを使う。
米で炊く(25分)よりも早い(10分)ので山向きの料理と思う。
使う具は写真に見える焼いた海老と赤いパブリカの他に、貝殻を外したムール貝とアサリ、剥き小海老、鶏肉、イカ、それに残り物の少量のベーコン。

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最初は炊きたてを食べる。

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二度目は残ったフィデウアに焦げ目をつけた焼きパスタ。日本人向けの裏ワザ。
これも美味い。

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涼しい風の吹く、人気の無い公園の東屋でゆっくりランチを楽しんだ。
皆も満足してくれたようで料理のし甲斐があるというもの。
一休みをして、公園の周囲の春の野草の在り処を聞きながら散策。
Oちゃんはここから別のイワタバコの咲く所を案内してくれるという。

Oちゃんが車の中でアイスを食べたいと言い出したので、途中のコンビニで皆思い思いのアイスを買って、童心に帰ってアイスを楽しんだ。
これからイワタバコを見ると言われて、私は2日前に見ていたし、特別期待していたワケでは無かったのだけれど、場所に着いて驚いた。
道脇の法面に大きなイワタバコの群落で、私もこれほどに咲くイワタバコに出会ったのは始めてのこと。
流石に師匠は見る場所が違うとまたまた感心してしまった。

イワタバコのアルバムです。

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Oちゃんのお陰で、期待のレンゲショウマを初め、数々の野草を一日楽しませて頂きました。
同行のNさん、Yさんにも感謝です。
またこんな機会があると思って楽しみに待っています。

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コメント


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今年はいろいろあって山にほとんど行けてませんので、皆さんの顔見たいし報告を聞くのを楽しみにしています。
ので・・・行きま~す。Boggyさんにも会えるかな~(*^_^*)

ayame | URL | 2012-09-13(Thu)20:27 [編集]


ayameさんお久しぶりです。
山に行ってますか?
夏はミツルさんのテントサイトがお休みだったので、皆さんの様子が分かりませんでした。
貝月山集会(近況報告会) 9月22日楽しみですが、参加するのでしょう?

BOGGY | URL | 2012-09-11(Tue)10:26 [編集]


ご無沙汰してます。
革製品作りもイタリアンも、すべてプロ級でBoggyさんはほんとにすごい!
脱帽です。
会いたくてたまらなかったレンゲショウマは鳳凰一山に登ったときが、初対面でその独特の雰囲気ある姿に感動しました。
大好きな花の一つです。
この次は・・・いつかキレンゲショウマを見たいと思っていますが、おそらく四国しかないのではないかと・・・。
又、覗かせてもらいます~(*^^)v

ayame | URL | 2012-09-08(Sat)09:57 [編集]


ひなのきんちゃくさんおはよう。
コメントを読んで、Hirokenさんのブログに行ってしまって、ここのコメントにリコメントを忘れていました。
レンゲショウマは想像以上に清楚で品格のある花で、すっかり虜になってしまいました。

BOGGY | URL | 2012-09-04(Tue)09:07 [編集]


憧れのレンゲショウマに逢えて幸せでしたね!
BOGGYさんのイタリアンランチは毎回おいしそう~
楽しい野草観察の一日でしたね。
ショルダーもお目見えで活躍しましたね。

ひなのきんちゃく | URL | 2012-09-02(Sun)19:46 [編集]