BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

刃物を研ぐのも趣味の一つ

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 包丁を買って、関の研ぎ屋さんを探していて、34年前の広告塔に巡り会って、話が完全に横道に逸れてしまいました。
探していた研ぎ屋さんは、あの広告塔の立つ文化会館のすぐ近くだったのです。



 探した研ぎ屋さんは、関の孫六、ダマスカス包丁のメーカーさんでもあり、この包丁は一回500円で研いでくれることも分かりました。
丁寧に包丁の研ぎ方までHPに掲載してあって、私はこれがなければダマスカス包丁が研げないと思っていた、超仕上げ砥石、その砥石のメーカーまで分かったので、ネットの一番安い所で買ってしまいました。
手間暇かけて研ぎに出すより、サッサと自分で10回研げば、元がとれる計算です。
この砥石で、私の以前のヘンケルの包丁を研いでみましが、刃先がギラギラするほどに研げて、切れ味も良くなりました。
さすが「超仕上げ」の、固く目の細かい砥石の威力ですね。

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戦争中に福島県の双葉町に疎開したとき、お隣さんの家は大工の棟梁のシゲおじと奥さんのトヨおば、それにトモちゃんという娘さんの一家でした。
棟梁は毎朝、大工道具を研ぐのが仕事初めで、私はよく傍に張り付いてカンナやノミを研ぐのを見ていました。
娘さんはトヨおばの理髪店を引き継ぐ話が決まっていて、棟梁には引き継ぐ息子さんがいないし、ヒマ潰しに、私に刃物の研ぎ方をしっかり教えてくれました。

棟梁の砥石は絶対に触らせては貰えませんでしたが、使わなくなった古い砥石を貸してしれて、私は教わりながら、家中の刃物を研いでいました。

カンナの研ぎ具合、切れ具合は「音」で一発で分かると、実際に材木にカンナを掛けて
その音の違いを教えて貰いました。
ミクロン単位の、裏が透けて見えるような薄いカンナ屑が帯のように舞うときには、澄んだチーっ!という音が聞こえるのです。
切れないカンナの音はやはりザラツイた色々混じった音になるのだとか。

息子さんがいなかったせいで、自分の技を伝授することが出来なくて寂しかったのだろうと、今になると分かります。
こんなことから、中学生の頃には、自分では刃物の研ぎ方は相当上手になっていて、刃物を研ぐのが楽しみの一つになって、こうして今に続いているのです。
棟梁から刃物と研ぎ方のウンチクを随分聞かされましたが、今になってみれば貴重な経験、知識を教えて貰ったのだと思います。

さて、ネットで砥石を買ったついでに、皮の端切れも専門のショップで買いました。
これで買った包丁のケースを作りたくなったのです。
私は本の装丁をする道具を持っているので、これがあれば、簡単な皮細工もできるのです。

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これまでは出前シェフやキャンプに包丁を持って行くのに、簡単なプラスチックの板を加工したケースを作って使っていましたが、今回は、ちょっと見栄えの良い、人が持っていないものにしたかったのです。
それでもほんの3時間ほどで出来上がりました。
ケースから包丁が抜け落ちないように、皮のベルトにホックを付けてアクセントにしました。
洒落た細い革紐で周囲にステッチを入れたいとも思ったのですが、道具と革紐が手に入れにくいので諦めました。
まだ以前のヘンケルの包丁が、砥石が変わったせいで、もっと切れるようになったので、この包丁は当分は出前シェフ専用になりそうです。

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