BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

粥川の森と八王子峠のニリンソウ-5月のBOGGY会(2012/05/08)

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 4月のBOGGY会は4月24日に山県市にある竜興寺山(292m)と茶臼山(234m)の二つの低山を登った。
予想外の藪漕ぎで下山するなど、ルートファインディングを楽しんだりできて、面白い一日だった。
連休前で仕事が詰まってレポートを書くタイミングを失ってしまった。
30日には、山菜採りの師匠からお誘いを受けて、久しぶりに険しい沢に入った。
年甲斐もなく少し無理をしたせいか、帰ってから腰の具合が少し悪くなってしまった。
普段の生活には全く支障はないのだけれど、山に登るのは無理と思い、5月の BOGGY会は、山ではなく、林道や遊歩道を歩いて花探しをする計画を提案した。
一昨年、野草の師匠に案内されて、とても感動したニリンソウの大群落を、 BOGGY会のメンバーさん達にも是非見て貰いたいと思ったのだ。



今年は雪も多かったし、春になっての天候も不順で、花の咲き具合や山菜の育ち方も大分様子が違う。
そんなことで、もしニリンソウの時期が合わず、花に出会えなかったらガッカリなので、その代わりランチは少し美味しいもので慰めようと、新しい山のイタリアンを考えてみた。
これまでの山のランチのメニューでは、リゾットを出したことはなかったので、今回は山で作るリゾットの研究をしてみた。
パエリアもそうだけれど、山で米を炊くには時間がかかる。リゾットも同じで、炊く時間を短くする工夫が必要だ。
まず、前の晩に、バターで米を炒め、水を少なめにして硬めのご飯を炊き上げる。
これを山の上で別に作っておいたスープと炊き合わせれば、短い時間で料理が完成する。前の日に、具になる野菜の、切り揃えた野菜のあまりと牛肉で、出汁を取って炊き込むスープを作った。
8日の朝、調理道具と炊いたご飯と具の野菜、そしてスープを保冷バッグに詰めて準備万端。
前回、花の師匠に連れられて行った時には、食材は持ったものの、肝心の鍋の用意をうかつにも見落として、ランチと決めた東屋に座った時に、鍋が無いことに気がついた。
私のイタリアン・ランチを楽しみにしていた師匠を、とてもガッカリさせてしまったこともあって、今回は慎重に忘れ物のないように、チェックを何度もしたのだ。

待ち合わせの場所に、丁度に着く時間を見計らって家を出た。
待ち合わせ場所で無事に合流し、1台の車に乗り合わせて、美濃市方向に走る。
トイレ休憩で道の駅、美並に止まると、 BOGGY会の賑やかなエンジェルさん達も、家に帰れば立派な主婦なので、家族の人達においしい山菜のお料理をと、沢山の山菜を買い込んでいた。

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道の駅の駐車場の脇からは長良川の清流が見えた。

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美並からR315線ら曲がり、星宮神社に向かう。
この粥川の地には伝説があって、うなぎを尊び、食べない習慣があるという。
美並観光協会の「うなぎを食べない集落 粥川うなぎ伝説」のページには、こんな伝説が書かれていた。
以下引用
《郡上市美並町にある粥川地区 ここにはとても珍しい慣習があります。それは・・・
うなぎを食べてはいけないということ
このなんとも珍しい慣習の由来には諸説ありますが、大まかには次のような伝説から来るようです。
「昔瓢ヶ岳には鬼が住んでおり、たびたび粥川の里に下りてきて人々を悩ませていた。
そこで、御門の命により、藤原高光が鬼退治をすることになったが、鬼は変幻自在に行方をくらまし、見つけ出せないので高光は困り果てていた。
すると目の前に一匹のうなぎが現れ道案内をするかのように前を行くのであとを追うと、ついに高光は鬼を見つけだすことができ、持っていた弓矢で見事退治することができた。
その後高光は弓を宮に納め、矢を滝に納めたので、その滝を「矢納ヶ淵」というようになった。」
つまり、粥川の人々は自分たちを悩ませていた鬼を退治する手伝いをしたうなぎを神の使いとして崇め、以後食べることを禁止したというのです。
また、人々がうなぎを大切にしていたこともあってか、昭和の半ばまでは粥川にはうなぎが大量に生息し、大正13年には「うなぎの群生地」として国の天然記念物にも指定されています。
過去に病気により大量死したこともあり、現在ではあまりうなぎの姿を見つけることが少なくなってきていますが、美並の昔を伝える資料館『美並ふるさと館』には、粥川のほとりでお釜を洗う女性に無数のうなぎが群がっている写真を見ることができますし、星宮神社の境内にある池ではたくさんの大きなうなぎの姿を見ることができます。》
引用終
星宮神社の駐車場から、粥川にかかる橋を渡って、左に曲がる。

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星宮神社の鳥居が見える。

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境内には大きな杉があって、これは神木なのだろうか、この杉大木をバックに記念写真を撮った。今日は平日のせいか、人の気配はなくて静かな境内だった。

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境内の奥には道が続き、遊歩道になっていて周囲の森を歩けるようだ。
神社の周囲には、鮮やかな緑の新芽のモミジの木もあるので、秋には美しい紅葉の神社になると思う。

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一旦駐車場に戻り、先の林道を進み、道脇に車を止めて細い遊歩道を散策してみた。
道は渓流に沿って静かな森の中に続く。

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清々しい森の空気に浸りながら、野草を探して歩いた。

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ホウチャクソウ


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チャルメルソウ


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タニギキョウ


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トキワハゼ


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今年初めてみる美しいブルーのハルリンドウ


ここにはバイカオウレンの群落もあって、既に花は終わっていたけれど、運よく遅れて咲いていた花がみつかって、今年は見るチャンスがなかったオウレンが見られてラッキーだった。
(このブログを描き上げてアップしたら、早速師匠から指摘があって、これはバイカオウレンではなくて、ツルシロガネソウとのこと。何時も便りになる師匠です。)

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ツルシロガネソウ


他にもいくつかの野草が見付かった。

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ウマノアシガタ


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ヒメレンゲ


森を散策を終えて、林道を昇り八王子峠に向かう。
林道の途中に瓢ケ岳の登山口があった、突然、メンバーのJさんが、「あっここは覚えてる!」と、以前ここから瓢ケ岳に登ったことを思い出したらしい。
この林道を周回する計画以来、この林道で登山に来ていたことなど、話題にならなかったので、きっと完璧に忘れていたのだ。他の皆にこれで何を言われたかは内緒。

道々何か山菜はないかと道脇に目を配っていたけれど、見当たらない。
広い切り開きの場所に車を止めて、周囲を観察してみるが、やはりコシアブラやタラノメの木は見当たらなかった。
林道の上から歩いて下ってくる女性がいたので、「どちらから歩いてこられました?」と聞くとから、「そこの八王子峠から」と返事が返ってきた。「峠のカタクリやニリンソウはどうでしたか?」と気になっていたことを聞いてみると、「カタクリは終わっていたけれど、ニリンソウは咲いていました。虫や、アブがいてちょっと気になりました。」とのこと。
これで私が一番心配だったニリンソウを見逃す心配が無くなって、とても安堵した。
見るとご主人の運転する車が後に付いて来て、奥さんの散歩をサポートしていた。
ここから八王子峠はすぐだった。

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八王子峠


峠の広場は静かで咲残りの桜が1本。小さな石段の上には小さな祠があった。祠の脇には遊歩道の階段があって、上に続いていた。
日陰に車を止め散策の準備をする。

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最初に峠の上の遊歩道を歩いてみる。
ここはカタクリの群生のあるところだけれど、もう花は終わっていて全部が実になっていた。
チゴユリが咲いていた。

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チゴユリ


10分ほど遊歩道を歩いてみたけれど、カタクリもニリンソウも収穫なし。
周回して林道に下りて峠の広場に戻り、広場の左手から谷に下る遊歩道を下ることにした。
これからがニリンソウの本命の場所になる。
下り始めに、木の間から下の谷を見ると白いニリンソウの群落らしいのが見えた。

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そのまま谷に下りる道もあるのだけれど、斜面の右に続く遊歩道で、この谷を周回する。暫く緩い下りが続き、右手の斜面に最初のニリンソウの群落に出会う。
ここでは小さい方の群落なのだけれど、初めて見たメンバーさん達はワァー凄いと感動している。
良く見ると花の半分は終わりかけていたけれど、もう半分は咲き盛りで、なんとか間に合ったとわかった。

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遊歩道は手入れがされず荒れているがなんとか歩ける状態だ。
道の脇に見つかった野草達。

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ユキザサ


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ラショウモンカズラ


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スミレサイシン


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ヤマルリソウ


崩れかかった遊歩道を注意して渡り、下の谷に下ると、谷一面のニリンソウの大群落だった。
私は一度ここを見ているものの、それでもここは感動物で、岐阜の花の名山の、籾糠山のニリンソウの大群落もここには到底敵わない。

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どこを撮ればいいのか迷うほどの群落で、そのアルバムです。

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大群落の真ん中で、ニリンソウを踏まないように気を付けながら、ご機嫌な皆さんの記念写真。

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周囲を見渡すと、清清しい新緑の林に囲まれていた。
素晴らしい谷だと、皆感動していた。

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森の中を散策しながら登って峠の広場に戻ります。

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峠の広場に戻ると、たった一つの木のテーブルとベンチが、二人の女性に占領されてしまっていた。
仕方がないので、日陰の祠の下の小さな場所をランチの場所にして、香取線香など虫対策をする。
ノンアルコールで乾杯をして、皆で持ち寄ったパンやサラダ、デザートなどのランチを広げた。

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今日の私のランチメニューは、万一ニリンソウが見られなかった時のリカバリーのつもりで、本格的な野菜のリゾットを用意していた。
一日がかりで下拵えをしたもので、山用に考えて、米はバターで炒めた後で、硬めに炊き上げたものを、こで特性のスープと、野菜の具とを合わせて炊き上げるスタイルである。
得意のクチナシで金色に染めたライスとカラフルな野菜の具のリゾットは上出来で、皆喜んでくれた。

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帰りは周回コースのドライブで、新宮県民ふれあいの森、那比新宮神社を巡り、まぜ清水の名水を汲んだ。
美濃市に戻り、前回は美濃市のうだつの町並みを見学したので、今回は小倉公園に寄って、小山の城の形の展望台に登るオマケ付きです。

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長良川沿いの美濃市の中心部。

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上流側の展望。

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吹き抜ける涼しい風と展望を楽しんだ後、展望台下の東屋でコーヒータイム。
4時半頃に集合場所に戻って解散。

今日も一日、野草を楽しみ、ニリンソウの大群落に感動して、充実した一日だった。
お付き合いのエンジェルさん達に感謝とお疲れ様でしたと一言。
また来月のBOGGY会もよろしくです。
一部Jさんの写真を拝借しました。Jさんありがとう。

巡回路資料「高賀信仰の森」


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コメント


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こんばんは
先日はありがとうございました。m(__)m

ニリンソウの大群落が観られて
さらにおいしいイタリアンのランチで
山菜も仕入れて、
大満足のBoggy会でした。

また来月もよろしくです。m(__)m

ジオン | URL | 2012-05-22(Tue)21:11 [編集]