BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

ささゆりの湯キャンプと東海自然歩道(2012/04/21)

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昨年10月の「石川県大崎海浜公園キャンプオフ会」の時に、次回開催が決定していて、最終的に決まった場所が、この岐阜県恵那市串原にあるささゆりの湯。
このささゆりの湯を利用すればここの大きな駐車場で、無料のオートキャンプができるという優れ者。
今時オートキャンプ場は高い所では一泊4~5千円、安い所でも2千円はするので、ここは人気があるようだ。
昨年春にキャンプのコミュが解散になって、気の合う仲間が数組寄り集まってキャンプオフをするようになった。
今回がその二度目で、私の居住県での開催なので近い私が欠席などする筈がない。



天気がちょっと心配で、土曜はなんとかもつとしても二日目の日曜は天気予報は雨。
天候を見て、キャンプ場ではテントは張らずに車内で泊まる方法に決めた。

もし、こうしてキャンプなどを始めることが分かっていれば、もっと長い車体の4駆を買ったと思うけれど、岐阜に来て登山を始め、3ナンバーの乗用車で狭くて長い距離の林道に入り込んで往生して、一番車体の短い車を選んで買ったのだった。
キャンプをするようになって、色々車の構造を調べると、後部座席のシートを外して、背もたれを倒すと、ほぼ190センチの平らな床が出来ることが分かった。
以来、車内泊と決めた時は、車の後部シートを外して、空気マットを置き、寝袋を準備すればOKになった。
窓には日用雑貨店で売っているスポンジシートを窓の形に切り取って張ると、昼間でも車内を暗くすることが出来るし、パーキングエリアなどで寝る場合でも、外からの人目を一切気にしないで寝ることが出来る。

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こんなことで金曜に久しぶりのキャンプの準備で、楽しい忙しさを味わった。
ベッド作りとキャンプの料理道具などの準備を済ませてから、キャンプでの料理の仕込みをする。
今回は土曜の夜のメニューにはパェリャのパスタバージョンのフィデウア、日曜の朝のメニューには平茸のクリームソースにした。
平茸のクリームソースに茹でたコンキリエを合わせたパスタ料理は、3月のBOGGY会の山でデビューして、そこそこ好評だったので、早速キャンプに使おうと決めたもの。

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3月のBOGGY会の山でデビュー


土曜の朝、普通に起きてトーストとコーヒーの朝食をとり、8時過ぎに出発した。
隣の関市、関広見インターから、東海環状自動車道に乗り、瀬戸品野インターで降りる。国道363号で明智町まで行き、ここで県道11号に右折する。
11号を10キロほどか、ささゆりの湯の看板を伝って到着した。
予想の2時間より10分ほど早く、10時前にささゆりの湯に到着した。
駐車場の入り口には、小さなお店があって、後で聞くとキャンプ客ように野菜や食品も売っているらしく、キャンプ仲間がワサビの葉の束を買って、サラダ仕立てで食べさせてくれた。

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広いキャンプ用の駐車場の上に、ささゆりの湯の施設が建っていて、ここは標高が400メートルほどあるせいか、桜が丁度満開だった。
駐車場にはキャンプ客のキャンピングカーなどが三々五々に駐車していて、探すと仲間の一組がすぐに見つかった。
ここに昨日到着して前泊していたようだ。
別のメンバーも到着していて、もう釣りに出かけたらしい。
私も、午前中にちよっと山を歩いて、また昼頃に戻ってきますと挨拶をしてから一端駐車場を出た。

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このキャンプ場が決まってから、国土地理院の地図を見てみると、キャンプ場の近くに東海自然歩道と記された点線があった。
地図下部の閑羅瀬から始まり、柿畑を経由してささゆりの湯のある串原に至り、来る時に通ってきた、明智町に繋がっているらしい。

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岐阜にも各地に東海自然歩道があって、山に登ったり、山野草を探し回ると、そこが東海自然歩道だったりして、普段から東海自然歩道には親しんでいる。
今回は丁度春だし、キャンプのついでに歩いたことのない場所で野草を探してみたいと思ったのだ。
駐車場を出て、東海自然歩道の道標を探して、およその見当を付けていた狭い道路をゆっくり走ると、やはり見つかった。
自然歩道の入り口近くで、農道の広い場所を見つけて駐車させてもらい、ストックを持って道を登り始めた。
振り返ると、桜が盛りの、静かな柿畑の集落が眼下に見えた。

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林の入り口で最初の野草、ショウジョウバカマに出会う。赤い新しい花。

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開いてから時間が経って白くなった花。

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以前私が最初にショウジョウバカマに出会った時、赤いショウジョウバカマと白いショウジョウバカマの二種類の花があると思っていた。
その後、野草の先輩のブログで、色の違いは咲いてからの時間の経過で色が変わるだけと知った。

今回、ショウジョウバカマに出会って、正直少しがっかりした。
野草の中でショウジョウバカマは春の最初に咲く野草の一つで、カタクリやその他の多くの野草は、この花が終わらないと咲かないのだ。
つまり山の麓でこれが今咲いてるなら、これから登る上の自然歩道には期待していた野草は無いということなのだ。
とにかく時間はあるので、花は無いと知っても、気を取り直して登って行くことにした。
登り始めてすぐに、「奥矢作湖展望の道」と記した道標に出会う。
三本松休憩所に15分と書いてあった。

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最初は檜の植林の中の道で、少し薄暗くて湿った道だけれど、階段も整備されいてた。

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登り始めは、体が動かないので緩い登りでも辛い。今日は体調が悪いのか思うほどなのに、30分も登ると、辛さが軽くなって、筋肉が目を覚ましたと分かる。
そんなことを考えながら登ると、平らな道に出て、明るく視界も少し良くなった。

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木立の間から遠方が少し見える。見える限りずっと山ばかりの風景だ。
始めての知らない山を登る時は少なからず興奮する。
次にどんな道、とんな景色が見られるのか、予想がつかないからだ。

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暫く登ると、突然目の前に林道が現れた。
林道を横切って自然歩道は続いているようだ。

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道脇の道標で、愛知県の閑羅瀬(しずらせ)に2.1キロとあった。
つまり、この「奥矢作湖展望の道」は岐阜県の東海自然歩道の始点だということが分かった。
へーこんな所が岐阜県の東海自然歩道の始まりなのか・・・と軽い感動を覚えた。
では、岐阜県の東海自然歩道の終点は何処か?
私は関が原に東海自然歩道があるのは知っていたので、ここから滋賀県に繋がると思い込んでいたけれど、調べてみるとこれは、中山道のことと勘違いをしていて、東海自然歩道は、岐阜県海津市南濃町から三重県いなべ市の北勢町に繋がる養老山地の稜線にある川原越(峠)となるらしい。
また一つ雑学の知識が増えた。(笑)


地図を見ていた時に東西に山の尾根伝いに点線の道があって、それがこの林道だった。
この道を歩いて野草を探す予定だいたのだ。
林道には二種類スミレが咲いていた。

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これが多くのスミレの中でただ「スミレ」と呼ばれる種類


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タチツボスミレ?葉がスミレのように長くはない


ここから自然歩道を閑羅瀬(しずらせ)まで下ってみるのも一案なのだけれど、帰りの登りかえしを考えて敬遠する。
すぐ近くに三本松休憩所があるけれど、林道の先に電波塔が見えたので、花は期待できないものの、少し林道を歩いて見ることにした。

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10分も歩くと、先ッポが見えていた電波塔に着いた。
電波塔を下から見上げると、にわかに空が黒ずんで、今にも降りそうな気配がしてきた。
雨具など持たない軽装で来ていたので、一端三本松休憩所に戻って様子を見てみることにした。

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暫く林道を戻っていると、エンジンの音がして、軽トラックが後ろから追ってきた。
脇に避けてトラックを避けていると、トラックが止まって、「アンタ何処から来なさった?」と60代のおっちゃん。
「柿畑から登って来ました、これからまた柿畑に戻る所です」というと、「ここいらはあまり人がこないで、滅多に人に会わんでね」と、短い会話のやりとりで分かれた。
やはり柿畑からこのトラックも来たようで、この林道を電波塔を越えてそのままずっと歩けば柿畑に周回できるのは分かっていた。
雨の心配があったので、時間をかけずに来た道を戻ることにしたのだ。

しばらく戻って、三本松の休憩所に寄ってみた。
標高500足らずのピークにあるのだけれど、木立が周囲にあって展望は良くない。
なんとなく、来る前はここは展望も良いのでは?と期待があったのだけれど、名前が三本松休憩所で、三本松展望台ではない理由がこれなのでしょう。
広場になっている斜面に、作り付けの木のベンチが幾つかと、トイレもあった。

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広場の下に赤い色がチラッと見えたので、行ってみると、ミツバツツジがツボミで、ようやく一花が咲き出した所だった。
「ミツバツツジも山の賑わい」などと頭の中でつぶやいて写真を一枚。

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時計を見ると、11時半になっていた。
雨雲も消えているので、ここで早めのランチと、今朝作って来た定番のお弁当「イタリアンチャーハン」を食べることにした。
別に大きなパックに入れてきた方は、キャンプ場のメンバーさんにお昼にどうぞと渡してきた。
食後にとりあえず、三本松に来た証明?の写真を一枚。一人の写真って、なんか寂しさがだよいますね。
手作りのストックの一脚がこんな時に活躍してくれる。

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20分足らずで、歩道の入り口に到着した。
ほんの2時間足らずの、山歩きだったけれど、知らない場所の地図をみて、歩いてみたいと思ったことを実行できた満足感はありました。
こんな所にも東海自然歩道があるということにも感心させられました。

上の林道の道標に表示されていた「黄梅院」を知って、帰り道に寄ってみるつもりだったけれど、それをすっかり忘れてキャンプ場に帰ってしまった。
ネットで探すと「黄梅院」が見つかったので、ちょっと無断ですが拝借します。
写真のブログ主は愛知県在住の「オギサン」で、やはり桜の時期に訪れていたようです。「黄梅院。曹洞宗の寺で串原村で唯一の寺である。」と説明されていました。

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キャンプ場に12時過ぎに帰着すると、メンバーが少し増えていた。
タープテントを張るので皆で手伝う。風があるので、こんな大きなタープはかなりの風圧があって支えるのが大変で、到底一人や二人では立てられない。
道具があれこれ並べられ、キャンプをしている雰囲気になる。

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メンバーのお連れさんにはワンちゃんも居て、これはハナちゃん、もう一組のワンちゃんたち、一昨年のキャンプで出会って以来毎回なので、ちゃんと覚えていてくれている。
ほんとにおとなしいワンゃん達でした。

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メンバーさんも揃い、皆それぞれ料理を作り始める。
写真手前は美味しかったお好み焼きの料理中。
奥では出来上がった料理を肴に一杯も始まる。
私も料理の準備を始めることにした。

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こちらは、海老、イカ、小さめのカサゴ類のから揚げの料理中。

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カザゴのから揚げは、高級料亭でしか出ないメニューではありませんか。美味しかったです。
メンバーに釣り船の船長さんがいるお陰ですね。
手前はお好み焼き、海老と小さめのカサゴ類のから揚げ。
奥には、パスタの基本ともいえる、オリーブオイルとニンニク、鷹の爪で作るソースの「ヘペロンチーノ」。
イタリアの正式な呼び方は「spaghetti aglio olio e peperoncino」だけど、とても覚えきれないので「peperoncino」でもOKなのです。

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私も高級なアカイカ(剣先イカ)を沢山頂いて、フィデウアに使いました。

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次ぎはこれまたローマの代表的な料理の「サルティンボッカ」の登場です。
なんとキャンプの料理はイタリアンが主流なの?
とはいうものの、新鮮なアカイカの握り鮨で最後を締めたのはやはり日本人の証拠です。

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10時過ぎまで、キャンプファイアを囲んでの歓談が続きました。
温泉付きのキャンプもいいですね。

私のキャンプの始まりは、登山のためのベースキャンプとして、キャンプが目的のキャンプではありませんでした。
しかし、キャンプを始めて色々な場所でキャンプをすると、キャンプをすることの楽しみを感じるようになって、その目で周囲を見ると、キャンプが目的の人達の方が多いと思うようになりました。
今回のキャンプ仲間は、ほとんどキャンパーと呼ぶキャンプそのものを楽しむ人達で、キャンプのノウハウをしっかり持っているので、毎回話しを聞くのが楽しく、かつ勉強になります。
今年の夏もまた、霧が峰で恒例の夏キャンプを張りますが、楽しみです。

夜中に車が揺れるほどの強風で目が覚めました。
朝になるともう小雨が降っていて、晩の内に大きなタープをたたんで置いて正解でした。朝の料理をする場所も食べる場所も無いので、熱いコーヒーを頂いて解散になりました。

参加のメンバーの皆さん、賑やかでかつ美味しい料理の、楽しい一日をありがとう。
次回9月の、石川県のキャンプオフを楽しみにしています。


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コメント


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船長じきじきのお越しですね。
企画ありがとうございました。なかなかのキャンプ場でしたよね。
イカ沢山頂いて美味しいフィデウアになりました。
ほんと9月が楽しみですね。
よろしくお願いします。

BOGGY | URL | 2012-05-02(Wed)13:23 [編集]


さすがBOGGYさん。
近くの山の散策をされていたのですね。
花が綺麗ですね。

キャンプの楽しい雰囲気が伝わってきます。
9月が楽しみになりました。

船長 | URL | 2012-04-30(Mon)22:53 [編集]