BOGGYのイタリア料理と山と野草

イタリアファンのBOGGYが作って食べるイタメシのプログです。 登山、ピクニックのアウトドア・イタリアンはいかがでしょう。 革工芸も始めました。

紅葉を求めて(1)母袋烏帽子岳(1350m)

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 珍しく土日の仕事が空いたので、山仲間の企画する紅葉の山に参加することにした。
登る山は今は下呂市だが以前は郡上郡大和町の母袋烏帽子(もたいえぼし)岳で、えぼしは読めても母袋はつい"ぼたい"と読んでしまいそう。
調べてみると、母袋とは子宮のことで、閉じられた小さな盆地を意味する地形に関する用語とのこと。
確かにこの山の麓、母袋温泉のある栗巣地区は地形図を見ると小さな盆地だと分る。



5時半に起床、昨晩炊いて置いた冷ご飯で、もう定番のイタリアンチャーハンを作り、酒の肴にと、昨晩作った茸の煮付けの二つをパックして、準備完了。
6時50分に、近所のお仲間を拾いながら、待ち合わせの場所に出発。
待ち合わせの場所で、一台の車に纏まって出発し、8時20分に母袋温泉のスキー場に到着。
天気予報ではここは午後3時頃までは晴れのマークで、空には雲一つ無い青空が広がり、穏やかな陽気に恵まれた。
母袋烏帽子は写真中央に見える山の奥にあって、ここからは見えないらしい。

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8時半過ぎにスタートして温泉の建物の横を通ると、管理人のおばさんが出て来て、駐車代五百円を払わされた。
帰り道に、この駐車場の下から歩いて来ると、広い空き地があって、タダで車を停められる場所があったのに・・と残念。
最初はこの奥にあるキャンプ場への道を登る。

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暫くすると、烏帽子への案内があって、ここを左折する。
林道分岐からお助け水まで30分と書いてある。

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林道の右手の斜面は自然林で、朝日があたって清清しい雰囲気で、嬉しくなる。
このあたりはまだ紅葉には早いらしい。

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林道を離れて登山道に入る頃には植林地帯になる。
自然林とは違い、薄暗い雰囲気で、あまり好きになれない。

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植林地帯の登りが続き、お助け水という水場で小休止をして、出発から丁度1時間で、再び林道と交差する場所に出た。
山頂まで六十分という標識と別に、山頂までの距離の表示板があった。
案内の文字が消えて、1660mがたったの6メートルになっていて、可笑しかった。
山頂まで二時間が標準らしいので、行程の半分まで来たようだ。
ここらで植林が途切れて自然林になって、また気分が晴れる。

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初めて紅葉しかかっているモミジの木に出会った。
上の方はきっと綺麗な紅葉が見られると期待が高まる。

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道は自然の雑木の尾根になり、私の大好きな雰囲気の道になった。
里山の良さは、こんな尾根道が歩けることだと思う。

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暫く登ったけれど、紅葉の具合がなにかおかしい。
赤色の発色がイマイチで、まだ緑色の葉もある。
葉が美しく紅葉するには条件があって、「日中の気温は20~25℃で、夜間は5~10℃になり昼夜の気温の差が大きいことと、空気が澄んで葉が充分日光を受けられること」と以前、調べたことがあった。
今年は昼間が暑すぎたし、普段の10月なら、朝晩かなり冷え込む日がある筈なのに、まだそんな朝が無かったように思うので、これが紅葉に影響したのだと思う。

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白樺の道という看板があって、その後ろには確かに白樺の木があった。
白樺の白い幹は日に輝いてとても綺麗だったけれど、葉は既に落ちていた。
白樺の葉は紅葉というより黄葉で、シロモジやダケカンバなどと自然林の紅葉で、黄色の彩りを添える木だ。
白樺の道と呼ぶには、数本しかない白樺では少し寂しい。

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尾根の道の両側には紅葉の木々が、まだ緑色のままや、紅葉しないで茶色に枯れた葉など、今年の紅葉は外れ年のようだ。

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中にちらほらとモミジの木が混じる。

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道の脇に、ホーロー製の、半ば木に埋まっている火気注意の丸い看板があった。
針金などでよほど頑丈に縛り付けたせいで、木の成長で幹が太くなる時に、木が看板に回り込んだようだ。
痛々しくて木が可哀想というよりも、こんな邪魔者をものともしない木の逞しさを感じさせられた。

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気持ちの良い尾根の散策の道が続く。
尾根に出る前の植林の斜面では、かなり急な登りがあったけれど、尾根に出てからは、緩やかな道になって、柔らかな日差しを浴びて、紅葉を見ながらの絶好の散策になった。

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里の低山で美しい黄色に変わるのは、シロモジの木だ。
この山にも沢山のシロモジがあるけれど、今年はあまり綺麗な黄色になっていない。

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2006年、私が登山を始めたころ、をはじめて見て、山の紅葉は紅色だけではないと知った。
シロモジの金色のトンネルは今も鮮烈に記憶に残っている。

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2006年小島山で金色に輝くシロモジ


行く手にこんもりとピークが見えて、あそこが山頂?と思いきや、まだ先だとか。

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こんなピークを二度越えてやっと烏帽子の山頂になる。

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三つ目のこのピークが山頂、思わせぶりの山だ。

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尾根道で赤いツルリンドウの実を見かけた。
そういえばこの山で野草の写真はこれだけだった。

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途中で白山が見えた。
右のピークが白山で、左のピークが別山だ。
登山を始めて岐阜の多くの里山からは、この白山が良く見えていたので、憧れの山だった。
2006年の8月に二日がかりで、この二つの山を縦走するコースを案内して貰った。
二日目の縦走のロングコースは、私の体力限界のギリギリで、最後はフラフラだったのを今でもよく覚えている。
以来白山や別山は、より親しみを感じながら見るようになった。

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ようやく10時半に山頂到着。
ここの山頂の標識も文字が剥げて、山の高さが30メートルになっていた。
登山口から丁度二時間。この山の案内にも二時間と書かれていた。

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山頂で一本だけのモミジの木と御嶽山をバックに記念写真。
そういえば今回は珍しくおっさんだけのグループだった。
この中では、私は数ケ月の差で最長老と言われないで済む。(笑)

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初めて登った山なので、1人の記念写真も撮ってもらった。

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山頂から見る御嶽山は雪の冠もまだだ。

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御嶽の反対側には、40キロは離れている福井県の100名山、荒島岳が見える。

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かなり離れているので、望遠で拡大してみると、その独特の山の形は、私でも荒島岳と分る。

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広い山頂でゆっくり昼食を取る。
今回はお酒に強い人が多くて、宴会は長くなりそうだつた。
下戸の私には少し時間を持て余しそうだったので、誰かが持って上がったスコッチのバランタインを炭酸で割った贅沢なハイボールをご馳走になり、ほろ酔い気分で時間を過ごした。
珍しくランチ風景の写真は撮り忘れた。

1時に山頂を出発。
一つ目のトイレの置かれたコル(鞍部)の分岐で、林道への道に入る。

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この道の斜面は山頂近くまで植林されていて、尾根道とは違って薄暗い道が続く。

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暫く降りると広い林道に出た。

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ここからはダラダラとただ林道を歩いて降りるたけ。
花も無いし、左右は植林の森で退屈な道だ。

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山頂から1時間半で、登山口に帰着

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期待したほどには紅葉には恵まれなかったものの、今日も一日、自然に抱かれる散策を楽しんで、仕事のストレスをサッパリと解消できました。
険しい登りもあまりなく、穏やかな尾根道の続く良いコースでした。
ご一緒してくれたお仲間の皆さんに感謝です。


コース図。歩いたルートはおおよそで、正確なものではありません。

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コメント


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dominngoさん今日は。
コメントありがとう。
登山やっていたのですね。
船長さんで忙しいと、山まで手が回らないかもしれませんね。
濁河温泉に行かれたのですね。
あそこは御嶽の登山口で、御嶽に登ったことがあります。
まだ体力もある頃で、今はもう登れないかもしれません。

BOGGY | URL | 2011-11-11(Fri)11:05 [編集]


快晴の下での山行ものんびりして良いですね。
就職で金沢に帰った時、白山によく上りましたが、仲間がいなく単独行でした。
新田次郎の加藤文太郎に憧れた時でもありました。
道具が残っていますので、山歩き、時間が取れれば再開したい気もあります。
女房に反対されそうな気がします。(笑)

先日、ツーリングで行った濁河温泉。
紅葉綺麗でした。
ただ、皆の後について走るのみなので、見るだけで写真は撮れませんでした。
今年は去年より良いような気がしました。

dominngo22 | URL | 2011-11-11(Fri)08:40 [編集]